晴嵐小学校4年生の総合的な学習支援(第2回) 実施記録 (PDF資料)
◇支援:総合的な学習「三田川の生きもの観察」を支援
◇実施日:平成26年5月27日(火)
◇実施場所:三田川の上流、鳩が池の上区域
◇参加者:晴嵐小学校:4年生児童 4クラス および 先生
フォ-ラム:岸、中西、畑、本多、丸山、山本
◇支援の内容:
○三田川(上流)の生きものについての体験学習
(内容は第1回と同じ)
◇支援のスケジュ-ル:
○メンバ-は9時までに「三つ池下の広場(通称 山の駐車場)」に集合。
全体の打ち合わせをした後、児童たちの到着を待つ。
○生徒たちの行動、支援の詳細
- 9:30 児童たちが、「三つ池下の広場」に到着
- 9:30-9:50 挨拶後、鳩が池上の観察区域に移動
Aグル-プ(2クラス)は観察区域の上流部へ
Bグル-プ(2クラス)は観察区域の下流部へ
- 9:50-10:00 両グループとも川に入る準備
- 10:00-10:40 両グループともフォーラムから説明・注意を受けた後、川に入って生きもの観察
- 10:40-11:00 両グループとも川から上がり、観察のまとめを行う
(A・Bグループ、それぞれで行う)
その後、後片付け、帰り支度を行う
- 11:00 両グル-プの児童たちは学校へ
◇概要:少し暑いくらいの天候であったが、森の中で水温は12.5℃と程よく冷たく、児童たちは、水が冷たいと言いながら楽しんで観察していた。2ケ所の観察場所に分かれて観察を行ったが、例年に比べて川の流水量が極端に少なく、また昨年の台風18号の影響を受け、新しい土砂に代わった川底の状態での観察となった。
前回の中流区域での観察の際
*「生きもの観察」について説明
*観察に際しての注意を話してあったので、観察場所についた後、すぐに川に入り観察を行った。
気温:17.0℃、 水温:12.5℃
観察された「生きもの」の種類は、例年に比べると少ない感があった。児童たちが捕集した「生きもの」について、その場で「種類」を説明した。
観察された生きもの(肉眼観察による推定)
水生昆虫(幼虫)
- カゲロウ類:フタスジモンカゲロウ、クロマダラカゲロウ、ヒラタカゲロウのなかま、タニガワカゲロウのなかま
- カワゲラ類:オオヤマカワゲラ属、ヤマトカワゲラ属
- (採集したカワゲラ類を家に持ち帰り、顕微鏡観察して同定)
- トンボ類:オニヤンマ、サナエトンボのなかま
- ヘビトンボ、ホタル類:ヘビトンボ、ヤマトクロスジヘビトンボ
- トビケラ類:ナガレトビケラのなかま、シマトビケラのなかま
- トビケラの卵(4個)(添付の別資料を参照)
- ゲンゴロウ、ガムシ類:ガムシのなかま
- ハエ、カ類:ハナアブのなかま
水生動物
- 魚類:カワムツ
- 甲殻類:サワガニ、ミズムシ
- 貝類:カワニナ
- 両生類:ツチガエル、トノサマガエル
前回の中流区域では観察されず、今回の上流区域で観察された水生生物は、下記の通り。
- カゲロウ類:フタスジモンカゲロウ、ヒラタカゲロウのなかま、クロマダラカゲロウ、
- カワゲラ類:オオヤマカワゲラ属、ヤマトカワゲラ属
- トンボ類:オニヤンマ
- ヘビトンボ類:ヤマトクロスジヘビトンボ
- トビケラ類:ナガレトビケラのなかま、シマトビケラのなかま、トビケ
ラの卵(4個)
- ガムシ類:ガムシのなかま
- アブ類:ハナアブのなかま
- 両生類:ツチガエル
上記のように、三田川の中流区域と上流区域とで、観察される水生生物にかなりの差が見られた。
最後に、フォーラムから簡単なまとめを行った。