「地球温暖化の影響にどう適応するか」の講座が開催されました。

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「おおつ環境未来人」育成講座の第7講「地球温暖化の影響にどう適応するか」を大津市地球温暖化防止活動推進センターが開催しました。 地球温暖化はこの100年間で、日本では世界平均の+0.72℃を上回り、日本では +1.19℃上昇しています。地球温暖化の影響と考えられる様々な影響により今『サンゴ、淡水貝、サメ・エイの1/3、鳥類の1/6、植物の1/2、哺乳類の1/4、爬虫類の1/5 が絶滅しようとしている』と考えられています。滋賀県でも「米原地区の竜巻災害、桜の開花が50年で4日間も早くなった」などの影響が現れています。国は”パリ協定(世界の平均気温上昇を2℃未満にする。さらに、1.5℃に抑える努力をする)”の目標達成に向けて、『省エネ・低炭素型の製品・サービス、行動など温暖化対策に資する、あらゆる「賢い選択(COOL CHOICE)』を推進しています。本日は、地球温暖化に対し「私達は何をすべきか」を示唆する講演でした。その内容を報告致します。

私達は”6度目の大絶滅”の只中にいる! ➞ 過去の大絶滅は ①オルドビス紀末(5億5千年前) ②デボン紀後期(3億6千年前) ③ベルム紀末(2億⑥千年前) ④三畳紀後期(2億年前) ⑤白亜紀末(7千年前)の事であるが、このまま地球温暖化が進めば、6度目の大絶滅に突き進むことになる。※ 講師はおおつ環境フォーラム副代表 林幹朗氏

⓶このまま地球温暖化が進めば、2100年には 約4.8℃上昇すると予測されています。

③日本の年平均気温は、100年あたり約1.19℃の割合で上昇しており、世界平均を上回っています。

④日本の気候変動影響評価公表 特に農業分野に対する影響が大きく将来の食糧危機が示唆されている。

⑤《 洪水被害の増加 》➞80mm/h 以上の短時間強雨の発生回数の増加により、洪水被害の増加が考えられる。なお、降水量1mm/h 以上の日数は減少しており、無 降水日が増加しています。 

⑥ “どう適応するか” ➞温暖化によって私たちが受けるリスクは、影響が生起し、影響に私たちが曝される(暴露)状況にあり、しかも私たちが影響に弱い(脆弱)状況にある時大きくなる。したがって、「影響の緩和策(温暖化を軽減する→CO2を出さない)と適応策(影響に対する暴露と脆弱性を低減して、影響に備える)を統合する。例えば、 適応策としては、「滋賀の流域治水の推進」や「夏の暑さに強く品質が安定して良い早生品種(みずかがみ)開発」など・・・

・・・では “私たちは何をすれば良いのか” を講演と配布されたパンフレットから考えてみました。

★ 緩和策:なるべく・省エネ機器使用 、自家用車利用を減らし公共機関利用、地産地消(移動させるエネルギーが少ない)と筍の食材(ハウス内での暖房の石油を使わない)を食べる など

★ 適応策:・水資源の対策(大切な水の使い方の見直し) ・自然災害への対策(水害、土砂災害リスクを知りいざという時に行動できるように日頃から避難について考えておく) ・感染症への対策(蚊やダニを増やさない、刺されない対策) ・暑熱による生活影響への対策(グリーンカーテン、打ち水) 

One thought on “「地球温暖化の影響にどう適応するか」の講座が開催されました。

  1. 私は今までずう~と、滋賀県産のお米(無洗米のきぬひかり)を食べています。今は「無洗米のみずかがみ」を食べています。この「みずかがみ」が地球温暖化の適応策として開発されたことを知りませんでした。・・・なんだか嬉しく感じています。➞滋賀県 ヤルジャない !

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