R6年1月20日(土)、おおつ市民環境塾2023講座10「食品ロス問題をみんなで考えよう!」を開催しました。
講演① 野村 俊夫 氏(滋賀県琵琶湖環境部循環社会推進課資源循環推進係長)
食品ロスとは「「食べられるのに廃棄された食品」のことで、国民一人当たり一日に茶碗1杯分になり年間約523万トンで、家庭系の食品ロスはこの約半分の244万トンになります。滋賀県では「三方よしフードエコ・プロジェクト」を推進し、三方よしフードエコ推奨店の登録、「ごみゼロチャレンジしが」による情報提供、フードドライブの推進に取り組んでいます。また、市民としては買い物や調理時に注意し、食品ロスを出さないようにしましょう。
講演② 森野 道代 氏(大津市社会福祉協議会地域福祉課長)
生活困窮者と食品提供者をつなぎ、共助ネットワークの充実を図っています。必要なものを必要な時に必要なだけお届けできるシステムの構築に努力しています。
講演③ 山本 真由紀 氏(平和堂)
滝本 和人 氏(平和堂)
食品ロスの取組として、2020年秋より商慣習を見直し、お菓子類などの一部の食品の3分の1ルールを2分の1ルールに変更しました。規格外の果物を使用した平和堂ブランドを作る、食品リサイクルにより「循環エコ野菜」を作る、フードドライブ活動に協力するなど食品ロスに取り組んでいます。また、デリカ課では、「必要量を発注する、適切に保存する、適量サイズで提供する、恵方巻は予約を取る」など廃棄の出ないよう努力しています。
食品ロスの約半分は家庭系とのことです。これを削減するために「必要な分だけ買う、無駄なく使う、残さず食べる(リメイクする)」など出来ることから始めましょう!