2025年1月18日(土)、おおつ市民環境塾2024講座9「びわ湖のプラごみ問題とその解決のために」を実施しました。講師は、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター専門研究員の佐藤祐一氏です。
琵琶湖のプラごみがどこから流入しどのように堆積、流出しているのか実態はほとんどわかっていないので、もっと調査研究が必要です。
しかし、琵琶湖流域と滋賀県はほぼ一致するので、県内でポイ捨てされたプラスチックのほとんどは琵琶湖に流入しています。でも、ポイ捨てだけがプラごみの要因ではなく広く社会的要因について考える必要があると思われます。
また、マイクロプラスチックは散在性ごみが流域で微細化したものだけでなく洗顔剤のビーズ、服の繊維、被覆性肥料の包材など発生時からマイクロプラスチックのサイズである物もあります。
医療などプラスチックを必要とする現場も多々あり、また代替品が別の環境問題を引き起こすこともあるので、慎重に影響の大きいところから対策をとる必要があります。
私たちもプラスチックのどのような点を問題だと考えているのか、それぞれの課題だと思われる事に対応する対策を考えて行く必要があると思いました。