生ごみ堆肥化研修会を開催しました!

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10月30日に予定されていた研修会が講師体調不良のため延期、新たな講師をお招きし、2月26日(土)に開催しました。講師を引き受けてくださったのは、龍谷大学農学部資源生物科学科 博士(食農科学)、土壌医である吉村大輔氏です。

堆肥とは何かという定義から、実際の生ごみ堆肥化まで丁寧に説明いただきました。

堆肥とは、植物残渣+家畜の糞尿やぬかなどの有機物を腐熟させ、成分を安定させたものをいうのだそうです。化学肥料が流通する前には多くの農家で利用されていたものです。

植物栽培には土づくりが重要で、この堆肥は土壌のバランスを保つのに大きな役目を担っていると考えられます。

12月から「食品残渣をどうすれば素早く有用な堆肥とできるか」をテーマに廃棄予定のキャベツを残渣として見立て、各種土状資材などを用いて生ごみ堆肥化の実験をしてくださったそうで、非常に説得力のある講座でした。

生ごみ堆肥化で気になる食品中の塩分や油が及ぼす影響については、油分36%程度、塩分7%程度を含んでいたとしても堆肥として利用可能ではあるが、施用し続けることは土壌にとって決して良いことではないとのことでした。

実際の生ごみ堆肥化まで丁寧に説明いただき、「堆肥を作るためには、まず土と食品残渣以外に微生物のエサの存在が不可欠である」という結論まで分かりやすく説明いただけました。

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