令和4年9月10日(土)、おおつ市民環境塾2022講座4「琵琶湖まわりの外来種のいま」を実施しました。
講師は、滋賀県立琵琶湖博物館 専門学芸員 中井克樹氏です。
琵琶湖は集水域がほぼ滋賀県内であり、琵琶湖を囲む山、里の変化が琵琶湖に大きく影響しています。自然環境の基盤をなす「生物多様性」が、在来種の「減りすぎ」、外来種の「増えすぎ」により脅かされています。オオクチバスの激増で在来魚のイチモンジタナゴやカワバタモロコなどの小型魚が姿を消しました。オオバナミズキンバイやナガエツルノゲイトウによる被害も急増しています。その原因となる社会活動を営んでいる人間は何をすべきでしょうか。減りすぎた種の保護、回復、増えすぎた種の適正な管理等、課題は多いと思います。一人ひとりが自分の関心のある分野で健全な生態系を守る行動をとることが大切ですね。