「おおつ市民環境熟2016」講座3まち歩き「近代化遺産をさがす」が開催されました。この講座は大津市が主催、委託事業としてNPO法人おおつ環境フォーラムが10月16日(日)開催しました。今回は 百町館(出発)→旧大津公民館→浜通り→旧東海道→札の辻→丸屋町→百町館(解散)のルートを竺文彦氏の説明を聴きながら「近代化遺産」などゆっくり見なから歩きました。「近代化遺産マップ」及び「今回のルートと立ち寄り場所説明」などの資料の配布がありました。
①大津百町館:出発場所の百町館で、「まち歩き」の注意・ルートなどの説明、及び案内者、泉福寺住職 ・NPO法人 おおつ環境フォーラム理事長の竺文彦氏より「近代化遺産」などの説明がありました。※「近代化遺産」とは、明治以降に作られた「建築物・橋、トンネルなどの構造物」で後世に残したい遺産。
②「曳山展示館、大津城の石垣」を見学のあと、中堀町の近代化遺産「中野家」及び「でんや」を見学しました。
③旧大津公会堂;スクラッチタイルが張られている鉄筋コンクリートの公共建築で、国の登録有形文化財。
④ 桐畑家;主屋は明治中期の町家で国の登録有形文化財、昭和元年の道路拡幅工事時の「軒切り」で大改造された。
⑤大津城石垣;昔の石垣を想定して設置、大城の歴史を説明した表札がありました。
⑥佐野家;1838年(天保9年)に建てられた木造2階建ての町家です。
⑦ぶつだんや大弘(旧東海道):いろんな宗派に対応できる「仏壇屋」さんの一つです。お店のご主人が「仏具(特に珠々)」について、詳しく説明をして下さいました。
⑧大津聖マリア協会(旧東海道);昭和6年建造、玄関の欄間の鳩のステンドグラスが印象的です。左隣は大津祭りの曳山の一つ「月宮殿山」の保管場所
⑨札の辻(旧東海道と北国海道との交点);初めての大津市役所が建てられ「大津市道路元標」があります。また昔の主要道路からはヨーロッパの主要道路(大きな協会などが望める)と同じく「その町(大津)のシンボル(三井寺観音堂)」が望めます。